導入事例

インテリア・住設建材の商材販売企業 K社様
従業員モチベーション向上施策「GRATICA」導入事例

従業員満足度は右肩上がり、一人月平均20枚のカードを送り合う風土が醸成できた3つの理由

K社様は、東京・神奈川を中心にインテリア・住設建材の商材とサービスを扱っている会社です。社内環境向上のため、事業所3拠点を通じて全社的にGRATICA導入を決めました。2022年7月の正式導入から約8か月、「カードの利用状況も社内環境も、このうえなく良好です」と語る。短期間で褒め合う風土が醸成できた秘密を探ります。

一度目はテストのみで導入ならず。二度目に導入が決まった背景とは

最初に社内でサンクスカードの話が出たのは、今から7年ほど前です。あるパートさんが提案してくれたのですが、具体的な話までには至りませんでした。その後、社内環境を向上させるために何か良いツールがないか探していたとき、GRATICAのことを知りました。3~4年ほど前のことです。早速、一部の部署のメンバー6名ほどでテスト導入をしましたが、そのときは社長もあまり導入に積極的ではなく、結果トライアルだけで終わってしまったんです。

ところが、コロナ禍になり社員同士が対面でコミュニケーションをはかれる機会が減ってしまいました。新入社員の歓迎会もできないし、打ち解けるきっかけがない。弊社は基本99%出社という体制ですが、やはり本人や家族のコロナ感染や濃厚接触者などの理由により、在宅勤務を余儀なくされたケースが多々ありました。

もっと社員間のコミュニケーションを深めるにはどうしたらいいか……そこで再び話題に上がったのが、以前トライアルをしたGRATICAでした。

他のサンクスカードサービスを行っている会社とも比較検討しましたが、GRATICAがもっとも機能がシンプルで弊社のニーズに合っていたこと、さらには費用面、カードの種類の豊富さ、カードの利用状況が分析できる点など、上司にプレゼンしやすい点がいくつもありました。何より、私たちは以前トライアルをしたメンバーの一員だったので、GRATICAの使い勝手の良さは身をもって知っていたので。今後こそ、GRATICAを!という意気込みがありましたね。結果、全社的に本格的導入することが決定しました。

1人あたりのカード送受信数は月20枚。導入直後からGRATICAが浸透した理由

現在、本格導入を始めてから約8か月。一か月のカード送受信総数は1300枚、一人当たり約20枚をやりとりしている計算になります。これは最近の話ではなく、導入直後からこの数字を維持しています。

ここまで社内にGRATICAが浸透したのには、いくつかの理由があると思っています。

①全社員が集まる計画発表会にて、使い方をレクチャー

弊社は7月から期が変わります。そのタイミングでのGRATICA導入となったので、期首の計画発表会にて、GRATICAを導入すること、使い方のレクチャーを行いました。いかに簡単にカードが送れるかを、全社員に向けて説明できたことは大きかったと思います。

パソコンに苦手意識がある人、スマホを持っていない人でも、会社が支給しているiPadを使えばできるんだよ、ということをアピールしたことが功を奏したのか、積極的にGRATICAを利用してくれるようになりました。

ここ数か月、1枚もカードを送っていない人は数えるほど。ほとんどの従業員がサンクスカードを送り合っているようです。

②カードの枚数を人事評価に反映

GRATICAが浸透したもっとも大きな理由は、人事評価にカードの枚数を反映したことかもしれません。サンクスカードを受け取った枚数、リーダー職以上の上席者は送った枚数を評価制度に組み込んでいます。6段階評価で、〇枚なら〇点、といった具合です。

人事評価への反映は導入当初から話し合われていたので、マイナスな声は聞こえてきていません。むしろポジティブに受け取られていて、自然にカードを送り合う要因になっていると思います。

③毎月の部門長ミーティングで上司からのカード発信を促進

ありがたいことに、GRATICAを導入してからカードの枚数が停滞したことはないのですが、一般的に、上司が積極的にカードを送ると、部内や社内に良い影響を与えると聞いています。そこで、月に一度部門長が集まる会議で「ここに出席している人こそ、積極的にカードを送ってくださいね」と毎回伝えています。

社長も、月に5~10枚ほど送ってくれています。内容は本当に些細なこと……「Excelの資料を作ってくれてありがとう。すごく便利になりました」といった内容のカードですが、実際に受け取るとすごく嬉しいですね

年に2回実施している従業員満足度調査でもプラスの数字が

カードの枚数だけでなく、社内の雰囲気もどんどん良くなっていると感じます。以前に増して、社員間のコミュニケーションが増えました。

導入前は、さまざまな「ありがとう」の気持ちを伝えるカードがほとんどだと思っていたのですが、ふたを開けてみたら、私たちが想像しなかった使い方が広がっているのに驚いています。ミスをして落ち込んでいる人への励ましや、新入社員に向けて、「一歩先を見て行動すると、心にも余裕ができて、仕事がもっと楽しくなりますよ」とエールを送るカードが送られていたり……。同じ支店内だけでなく、他の支店のスタッフともカードを通じてやり取りが増えているようです。

じつは年に2~3回、従業員満足度調査を行っているのですが、人間関係の項目のスコアがじわじわと上がってきています。加えて、「経営者への信頼度」のスコアも上昇しているんです。もちろん、サンクスカードの効果だけとは言い切れませんが、確実に社内の雰囲気が良くなり、褒め合う文化が醸成できていると感じます。

実際に送られたサンクスカード

GRATICAを通じて、さらなる社員間の絆を深めたい

サンクスカードを通じたコミュニケーションの増加は、リアルでのコミュニケーションにも良い影響を与えています。GRATICAのトップ画面で誕生日が表示されるのですが、それを見て、誕生日の人の傍に行って「おめでとう!」と伝えるシーンを目撃したり、以前はコーヒーを飲みたくなったら、さっと給湯室に向かって、静かに席に戻っていたけれど、今はコーヒーを淹れながら会話が弾んでいたりする様子も目にします。

今後は、弊社のオリジナルカードがあっても楽しいかなと考えています。さらなる社内環境の向上に向けて、これからもGRATICAを活用していきたいです。

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