導入事例

パーソルワークスデザイン株式会社様
従業員モチベーション向上施策「GRATICA」導入事例

エンゲージメントサーベイの共有により、GRATICAを軸とした感謝し合う文化醸成に成功

パーソルワークスデザイン株式会社は、「ワクワクワークのあふれる社会へ」をミッションに、BPOサービスやITサポート・ヘルプデスクサービスなどをおこなっている企業です。お客様へより良いサービスを提供するためには、まず社員が仕事に集中し、楽しみ、夢中になること。そんなミッションを遂行するべく、GRATICAを導入しました。結果、どのようなバリューがあったのでしょうか。人事部のお二人に伺ったお話の中に、感謝し合う文化を醸成させるためのヒントがありました。

パーソルワークスデザイン株式会社 児玉 様

【心に残っているGRATICAエピソード】
人事部は全社員に向けて情報を発信する側なので、発信した情報に対する感想が書かれたカードを受け取ると、フィードバックがもらえた感じで非常に嬉しいです。カードのやりとりがきっかけで、社内の新たなコミュニケーションが発生していることも感じます。

パーソルワークスデザイン株式会社 竹本 様

【心に残っているGRATICAエピソード】
GRATICAを導入してすぐに、社長から労いのメッセージが書かれたサンクスカードが届きました。すごく嬉しかったですね。つい、何回も見直してしまいます(笑)。

紙のサンクスカードでは限界を感じ、GRATICA導入を検討

もともとは、社員エンゲージメント向上のために、紙のサンクスカードを導入していました。とは言え、おこなっていたのは地方のアウトソーシングセンター内でのみ。専用のポストにサンクスカードを投函することで指定の相手に届く、というアナログな仕組みでした。確かに効果は感じていましたが、弊社は全国各地に拠点があり、また、お客様の企業に出向している者も少なくありません。人の手でカードを回収し、配布するという手間も当然生じます。全社展開を視野に入れると、物理的にも利便性という面でも、紙のサンクスカードでは限界がありました。
そこで導入したのが、GRATICAです。以前からOKWAVEさんとお付き合いがあり、その流れでサービスを知ったのですが、マスターのメンテナンスが難しくないこと、スマホや社外ネットワークでも利用できること、そして誰でもすぐに使えるシンプルな手順に魅力を感じ、サービス導入へと至りました。一部の部門で試験的に利用を始めたのが2019年頃。その後、2020年7月から全社的にサービス利用を開始しました。

サービス利用を強制しない。それでもGRATICA利用者が増えた理由

GRATICAを導入して約1年半。人事部としては、一貫して「利用を強制しない」スタンスを取り続けています。もちろん、月に2回はカードを送るといったルールを作る、ヘビーユーザーを表彰する機会を設けるなど、サービス利用を促進するやり方はいろいろあると思います。ただ、人事部が全社的にそれらをやってしまうと、どこか「やらされ感」と言いますか……感謝の気持ち以外のインセンティブによる利用の動機づけが発生してしまうと思ったんです。それは避けたかった。

「感謝を伝え合う風土や文化を醸成したい。だから、GRATICAというサービスを導入しました。使ってみてくださいね。」

全社員に伝えたのはこれだけです。にもかかわらず、各部門でGRATICAを広めるためのチームができたり、独自のキャンペーンを開催したり……自然発生的に推進する動きが生じてきました。

ただひとつ、人事部が力を入れていたのは、エンゲージメントサーベイと、その結果のフィードバックです。今自分がいる部署は、他部署と比べてどのような状態なのかが、数値で明確にわかるようにしています。その結果を見て、マネージメント側はもちろん、社員一人ひとりがどう動くべきか創意工夫して、自主的に活動するようになったではないでしょうか。
「うちの部門はちょっと数字が低いから、何か対策をしなきゃ」という意識が自然に生まれてくるのでしょうね。決してこのような動きを狙ったわけではないのですが、はからずも間接的なアピールの方法が、良い結果を生んだのだと思います。

社長も積極的にカードを送る。上層部の動きが好循環を生む

GRAITA導入当初は、月に9000枚ほどのカードのやり取りがありました。その後少し落ち着いて、現在では平均して2000枚ほどの利用があります。
この利用率が多いか少ないかはわかりませんが、 12月は6000枚ほどに枚数が跳ね上がったことを見ると、年末のご挨拶としてGRATICAを利用している様子がわかりますし、サービス自体がかなり浸透してきたかなとは感じています。
ちなみに、利用数が落ち込んだときにおこなったのは、カードの利用数をマネージメント層に公表したことです。それまでは、具体的な利用数を可視化していなかったのですが、「どのくらいカードが送られているのかを知りたい」という声がありました。あまり競争にはしたくないですが、部門ごとのデータを見られるようにしました。以降、如実に利用枚数が増加したんですよ。ここでも、人事部としては数字を公表しただけです。あとは、各部門のマネージャーに任せています。

弊社の社長も積極的にカードを送ってくれます。上層部が積極的にカードを送っているということも、サービス利用促進に一役買っていると思いますね。場合によっては、GRATICAというサービスをよく知らない社員もいますから。マネージャーが積極的に利用することが大切なのだと、改めて感じています。

実際に社長から送られたカード

感謝の気持ちを伝えるだけではない、GRATICA活用法

GRATICAを使って、ありがとうの気持ちを伝えることはもちろんですが、他の活用法も続々と生まれています。たとえば、最近元気がないなと感じている相手にカードを送ることで、エールを送ったり。「このカードを励みに頑張ります!」と、仕事に対して前向きになってくれた社員もいました。誕生日だと聞いて、おめでとうカードを送っている人も多いようです。
カードの公開・非公開が選べる点もいいですね。公開を選択したカードに対してはコメントが入れられるので、コメント欄で第3次・第4次的な交流が生まれることも珍しくありません。

先日は、こんなユニークなカードを受け取りました。好きな画像を入れてカードを作ることもできるのですが、この方はお子さんが書いた絵を入れてデザインをされていて……すごくほっこりしたと同時に、普段はなかなかできない家族の話でもコメント欄が盛り上がりました。親近感が湧きますし、社員同士の距離も近づく気がします。

子どもが描いたほっこりイラストを盛り込んだカード

さらなる風土の醸成を目指して、オリジナルカード導入も検討中

今後は、オリジナルカードの導入も検討しようと考えています。企業理念や行動指針をデザインしたカードを導入した他社の例も聞いていますし、参考にしていますね。あとは、最近リリースされたギフト機能も興味があります。じつは、現場の社員からも「このサービスをうちでは利用できませんか?」といった問い合わせがありました。まだ私たちが情報発信する前だったので、驚きました。GRATICAというサービスを日常のものとして使い、さらに利用していきたいという想いが感じられて、すごく嬉しかったです。

会社として、ワーケーションを推進するサービスも進めていますし、今後はさらに全国各地で働く社員が増えていくでしょう。そんな離れた相手とのコミュニケーション方法としても、GRATICAを活用していきたいです。

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