導入事例
株式会社アクア様
従業員モチベーション向上施策「GRATICA」導入事例
社風を活かした工夫で楽しく感謝を伝え職種を超えた
コミュニケーション活性化へ
(写真左から)
株式会社アクア 企画営業部 松井 木ノ芽 様
株式会社アクア ビジュアルワークス部 阿部 緋奈乃 様
株式会社アクア ビジュアルワークス部 簾 葉月 様
株式会社アクア 取締役 佐藤 秀政 様
株式会社アクア様は、テレビで放送されるCMや番組向けのイラスト制作から、ゲームのキャラクター制作、LINEスタンプ制作など幅広くビジュアル制作面で活躍する企業です。社内で取り組んできた感謝を伝えるサンクスカードの施策をより気軽に使い続けられるようにと取り入れられたのがGRATICAです。独自の工夫を取り入れながら楽しい施策として使われています。
小さな感謝を伝えることでより社内コミュニケーションを活性化
テレビCMの絵コンテ制作中心とした広告関連会社としてスタートして来年で創業30年になるアクアでは、近年ゲームやアニメ、LINEスタンプなどに手を広げ幅広くビジュアル領域全般を手がけています。業界シェアナンバー1を獲得している分野がいくつもある中、もう一歩踏み込もうとしてここ数年注力しているのは、ビジュアル面の強みを活かして取り組んでいるのがインタラクティブコンテンツです。特に最近ではARやVRコンテンツも手がけるようになりました。
元々、年に1回は営業成績がよかった人などを社内表彰をする仕組みがあり、その中で1年間の感謝を伝えようという取り組みも行ってきました。現在、社員が100名強いる中で40名がイラストレーターという特徴的な構成ですが、事業が拡大していく中でさまざまな職種の人が増えてきており、年間表彰だけでなく日頃の「小さな感謝」を伝えることで社内コミュニケーションを活性化させることを狙い、取り組み始めたのが手書きの「サンクスカード」でした。
楽しんで使われ効果もある「サンクスカード」
手書きのサンクスカードは、ワンフロアで働いていても制作側と営業側では業務上関わりがない人とはあまり付き合いがないような状態も多い中、ちょっとしたお礼を伝えることが交流のきっかけになるなどいい面が多くありました。特に制作側がカードにイラストを添えると、もらった人はデスクに貼ったり周囲に自慢したりと喜んでいる様子もありましたね。
運営側としても、集計する中で普段は見えづらい、誰と誰がどんな仕事で関わっているのかが見えてきたり、若い社員が多く気軽なやり取りが多いため普段呼び合っているニックネームをカードから知ることができたりと面白い面もありました。ただ、集計が大変だったのも事実です。
年間でまとめるのではなく、もっと細やかにやろうということで月次でカード集計を行っていたのですが、多くの感謝をもらった人だけでなく、たくさんの感謝を送った人も表彰していました。つまり、全てのカードを2回集計していたわけです。多い時で1ヶ月に300から400枚がやり取りされていたため、集計だけで数時間かかることもありました。
リモートワーク導入をきっかけにGRATICAを導入!すぐに送れる気軽さでカード枚数増へ
GRATICA導入の直接的なきっかけになったのはコロナ禍による全社在宅リモートワークの実施でした。出社してカードを書くわけにはいかない中、続けるためにWeb上で利用できる方法はないかと考え、内製も考えていた時に出会ったのがGRATICAです。
GRATICAにした結果、集計が手早くできるようになったのはもちろんですが、他にもいいことがいくつもありました。まず、カードのやり取りから見える人間関係は従来だと運営スタッフしか知ることができませんでしたが、GRATICAの場合は画面一覧で他のメンバーも見ることができるため、やり取りや面白いカードを誰でも知れるようになったのはよかったと思います。
またカードを送るのも気軽になりました。手書きだと時間がかかりますが、GRATICAはその場でぱっと送れます。受信側もリアルタイムで通知が来るので、時差なく「ありがとう」を感じられるのはいいですね。同じ内容を複数人に送ることもできるので、チームみんなに送るなどもしやすくなり、結果的にカード枚数はかなり増えました。以前はもらったことのない人からもらう機会も多くなりましたし、カードをもらった人がそのお返しでカードを送るといった場面もよく見られます。そういったやり取りを見ていると、GRATICAはコミュニケーションが活性化するきっかけになっていると感じています。
楽しんで動ける運営チームと上層部から積極的に使う体制づくりで「廃れない」取り組み
「サンクスカード」の取り組みで一番のリスクは、誰も使わなくなることです。毎月募集し、四半期ごとに表彰する他、マネージャー層には特に積極的に使ってもらいました。上司が積極的に行っているとメンバーも自然と興味を持つようになります。まずはマネージャー層からしっかりやることが大事だと思っています。
カード自体も楽しいものになるよう、社内で手を挙げてくれた人が参加して毎月新しいデザインにしていました。これは若手イラストレーターの制作発表の場にもなっていました。現在もカード用イラストを描いてくれている人もいて、GRATICAの写真はめこみ機能を利用しています。今後はオリジナルのイラストをGRATICAのカードと同様にテンプレート化できるようになると嬉しいですね。
運用は「クレド浸透チーム」が担当しています。これは元々は社内へのクレド浸透を目的として作ったチームでした。チーム単位、部署単位ではコミュニケーションできていても全社的なものは不足していると感じている中で、社内表彰をするような取り組みからはじめたのですが、現場の若手がワイワイ取り組む方がいいだろうということで今年から若手中心に、以前から積極的に参加してくれていた人をメンバーにしたチームに一新しました。
こういった取り組みは、やらされていると感じると辛いもの。楽しんでやってくれるメンバーを集め、面白いカードを紹介するなど楽しい雰囲気を演出しています。仕事はゴリゴリ頑張る中、それとは別に楽しい雰囲気の部分も大事にする。そんなやり方を心がけています。