導入事例

大手パチンコチェーン M社様
従業員モチベーション向上施策「GRATICA」導入事例

「ありがとう」を伝えあう企業風土をさらに強化、コロナ禍の中でも活発なコミュニケーションを実現

M社様は、パチンコホールを中心にボウリング場・アミューズメント施設などを展開しています。1957年の創業以来「感謝の気持ちを忘れない」という精神を忘れず、「人」を大事にする企業として感謝を示す文化を重視してきました。早くから「ありがとうカード」を取り入れてきた中、新たにGRATICAを導入。店舗ごとに希望を募って拡大して行く中、導入1年4ヶ月で送付数が15万枚を超えるなど活発な利用が行われています。

手軽で楽しく飽きない「ありがとうカード」で感謝を伝え合う文化を促進

M社様では早くから「ありがとうカード」を導入していましたが、そこからGRATICA導入に至る経緯と活用について、導入と運営を担当なさっている梁様にお話しいただきました。

M社様では感謝の気持ちを伝える施策の1つとして、2009年に「ありがとうカード」を開始しました。さらに2010年からは、ありがとうカードの利用とごみ拾いの強化月間「ありごみキャンペーン」を毎年開催するなど、利用の全社浸透を図ってきました。その結果、2019年の「ありごみキャンペーン」では1ヶ月に全社で26万枚のありがとうカードが送られました。

一定の成果は出ている施策でしたが、紙カードの取り扱いには大きく3つの課題を感じていました。1つ目は、紙に書くためには時間がかかるため、工数がかかり送る枚数に限界が出てしまうことです。特に主婦の方などから、書く時間がないという声が一定数ありました。

2つ目は、コストがかかることです。1万2000名の従業員が利用するための用紙を用意するには、用紙代とともに準備の時間が大きく発生してしまいます。そして3つ目は、デザインが限られるために飽きがきてしまうことです。高い熱意を保つためには楽しみながら参加できることが重要で、そのためには変化が必要なのですが、紙で対応するのは難しい状況でした。

これらを解決するために導入したのがGRATICAです。スマホからも送れること、デザインが豊富であることで、手軽に楽しく感謝の気持ちを伝えるツールになればと考えたのです。最初は本社を中心に導入してから、利用に共感する店舗の希望を受けて拡大し現在は約100店舗が利用しています。その結果、現在送信枚数は15万枚を超えています。(2020年12月末時点)

現在はカード送信枚数を店舗ごと、個人ごとで集計し、店舗ごとのランキングを全店に発表しているのですが、その影響もあって導入店舗や問い合せが増えています。

ありがとうカード送信枚数上位(店舗)

コロナ禍で失われた「ありがとう」の時間を求めてGRATICA導入を決意

希望店舗への導入を行う中、最も活用しているのがM社福島店様です。毎月の利用ランキングでは7ヶ月連続1位を記録。先駆者として導入を考える店舗からの問い合わせを受けることもあるという福島店の、店長である秋田様と、利用数ナンバー1を誇る渡邉様にお話しをいただきました。

福島店では、もともと毎日の感謝を終礼時に全員で伝え合う習慣がありました。毎日発言する時間があるため、スタッフが互いのことをよく見て、これについて良かったと伝えようと考えながら終礼にのぞむ習慣ができましたし、ありがとうと伝えられて嬉しいと感じることが多くなります。職場の雰囲気が良くなる、モチベーション向上に繋がるなど良い効果があったのですが、コロナ禍で毎日全員揃って終礼をすることが難しくなりました。

そこで本社から発信されていたGRATICAを思い出し、手を挙げました。基本的にスタッフの個人所有スマートフォンからの利用なのですが、業務中に少し説明すると皆快く登録してくれ、利用を開始することができました。

最初は終礼の時間に5分程度、それぞれがスマートフォンからカードを送る時間を設け、当日のうちにGRATICAから送ることを習慣化したのですが、しっかり時間を設けてスタートしたおかげで徐々に業務外でも気軽にやりとりをするようになりました。今では画像はめこみ機能を利用して、趣味のやりとりや美味しいお店情報の交換をするなど、感謝を伝える以上の気軽なコミュニケーションツールとして定着しています。

ありがとうカード送信枚数上位(個人)

コーチの率先利用や積極的にカードを送ってくれる人の存在が利用活性化を牽引

社内には、スタッフ一人ひとりと細かくコミュニケーションとれるよう、管理職とスタッフをつなぐコーチという役割があります。スタッフを班分けした班長のようなものなのですが、そのコーチが非常に積極的に送信してくれるので、周囲が影響を受けているという感触はあります。率先して送るようにと指示したわけではないのですが、自然とそうなりました。

現在、店舗としては全国1位となっていて、店内でも送信枚数を毎月のランキングにしています。これが活性化や定着に繋がった策の1つではありますが、送信が苦手なスタッフに強制するようなことはしていません。取り組みとしてそれは違うと感じるからです。苦手にしている人が送ってくれると、今日は伝えたいと思ってくれたのだなとむしろ嬉しく感じたりします。

個人送信数で全国1位となった渡邉は、先月は700枚送っていますが、一斉送信等は行っていません。1人1人を見てメッセージや画像を個別に添えて対応しています。そういった丁寧な使い方をしていることで返信する人も多くなり、利用の活性にも繋がっているのではないでしょうか。

もともと感謝を伝え合う文化を持っていたことは、M社のよさです。それがコロナ禍の中で顔を合わせて伝える機会が少なくなってしまったのですが、GRATICAを使うことで紙カードから進化しました。風土をよりよくして行くためには、こういう時代の流れに乗ったやり方で企業文化を伝えることは必要だと思います。

今後はOKチップの活用について、本部で活性化策を持っているとも聞いています。ぜひ上手く活用し、これからもGRATICAを通じてスタッフ同士で感謝を伝え合い、コミュニケーションを強く持って行きたいですね。

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