導入事例

SOMPOシステムイノベーションズ株式会社様
従業員モチベーション向上施策「GRATICA」導入事例

全社的な利用促進と手軽さをアップさせるSlack連携で
コロナ禍のコミュニケーションも強力サポート

(写真左から)
未来革新開発本部 アプリ刷新第二グループ 堀田 理恵 様
経営管理部 鈴木 清香 様
経営管理部 吉田 実 様
未来革新開発本部 1期推進グループ 伊藤 理絵 様
未来革新開発本部 契約管理第二グループ 布谷 智顕 様

SOMPOシステムイノベーションズ株式会社様は、2015年に現 損害保険ジャパン株式会社のシステム刷新を専門に行うシステム開発会社として設立された企業です。関連会社からの出向社員も多い中、社員のモチベーション向上やコミュニケーション活性化を狙った施策の1つとしてGRATICAを導入。全社をあげて活発な利用が行われています。

運用負荷が高く使い続けるのは難しい紙の「サンクスカード」

SOMPOシステムイノベーションズでは、紙のカードを使った「サンクスカード」を利用するイベントを実施したことがあります。「普段言えないあの人に、感謝の気持ちを届けよう 」というコンセプトで年に1度、期間を決めての実施でした。

非常に熱心に取り組んでくれた人もいたのですが、一方で手書きを手間に感じる人もいたため定着はしませんでした。管理側としても紙のカードの配布から回収、配達などで時間や手間がかかりますので、紙では継続的な実施は厳しいことがわかりました。

しかし、何らかの取り組みは必要だと感じていました。年に1度実施するモチベーションアンケートから、コミュニケーションの頻度や方法に課題が見えていたのです。組織が大きく社員同士で顔も知らない相手がいること、メンバーのマネジメントの場面でも褒める機会が少ないことを問題と感じ、改善策を探していました。

感謝・称賛する文化の醸成を目指してGRATICAを導入

最初はExcelを利用したコメントの共有を試してみました。新しく見えたこともありメリットもあったのですが、Excelをいちいち開いて書き込むというのは面倒です。次第にやれと言われればやる、という程度になってしまい、全社的に展開するのは難しそうだと感じました。

そんな時、親会社である損害保険ジャパンでGRATICAを利用しているという話を聞き、利用に向けて検討を開始しました。カードのデザインや内容が面白いですし、無料でスタートできることもあり導入を決めました。

この時、単に感謝を伝えやすくするというだけでなく、一歩進めて「感謝する・称賛する文化の醸成」を目指すことにし、上層部からしっかり使うと決めました。上司から褒められることは仕事を進めていく上でのモチベーションにも繋がりますので、まずはリーダー層の積極的な取り組みが必須だと考えたのです。

アンバサダー設置や表彰で全社積極利用を強力推進

GRATICA導入は2019年8月でしたが、導入直後は利用普及に向けた取り組みを盛んに行いました。まずGRATICAアンバサダーを設置し、数ヶ月間は登録と1度はカードを送ってみることを推奨し、実績をチームリーダーに提供して利用を促すなどしました。新入社員には登録を促すメールを送るなどフォローは現在も行っています。

また、送受信双方で利用数トップ10を「ほめタイ賞」「ほめられタイ賞」として社内報に毎月掲載、上位者には社長から表彰状を贈りました。カードの内容を抽出していいものを会議で紹介したり、月に1度の利用促進日を設けたりといった活動を自発的に行うチームもあります。

こうした活動の延長として2020年4月に設立されたのが、社員のモチベーション向上に向けた施策を担当する専任チームで、現在はGRATICAの運用もこのチームが担当しています。

社長賞

Slack連携も活用。コロナ禍で不足するコミュニケーションをGRATICAで強化

2020年はコロナ禍で全社的なテレワークが開始されたことで、新たなコミュニケーション課題が出てきました。顔の見えるコミュニケーションが減ったこと、ちょっとした雑談をする時間がなくなったこと、1人で業務に取り組む時間が多くなったことなどから不安を抱える社員も出てきていたのです。

そこで2020年8月に新規導入したSlackと連携し、Slack上でもGRATICAのメッセージを送れるようにしました。新機能ということで久々に使ってくれた人も出ましたし、同じ画面から利用できる手軽さがいいと使ってくれる人もいます。結果として、利用率は少し向上しました。

テレワークの会議だと、対面の会議とは違ってちょっとした雑談がしづらく、終わった時に「おつかれさまでした」とすぐに切ってしまいがちです。Slack連携を利用することで、例えばSlackでやりとりした後、すぐにメンバーに手軽に「ありがとうございました」とカードを送ることもできるので、そういったこともコミュニケーションのきっかけになっています。また、GRATICAで感謝を伝え合うことで一体感が出て、在宅ワーク中でもモチベーションが向上したという声も出ています。

GRATICA利用シーン

オープン&フラットな組織作りにも効く!嬉しいカードでモチベーションUP

GRATICAはやりとりする当人だけでなく、第三者もカードを見ることができます。人と人の関係が見えますし、オープンでフラットな組織づくりを目指している中にマッチしていると感じます。管理画面も使いやすく、集計もしやすいのはいいですね。ヒアリングでは周囲とのコミュニケーションが活発になった、感謝・称賛されることでモチベーション向上に繋がるという感想も出ていますし、経営理念の浸透に繋がったとも言われています。

我々も、もし出社していれば対面で掛け合えたかもしれない言葉をカードで見られる嬉しさを実感しています。GRATICAの利用を推奨するメール等に、「メールありがとう。頑張るよ!」と返してもらえたり、業務上当たり前の作業に対しても「ありがとう」と言ってもらえたりすることは嬉しいですね。異動する人が寄せ書きへのお礼をGRATICAで送ったら、そのカードへのコメントが非常に盛り上がったこともあり、今まで以上にコミュニケーション活性化の一助になっています。

一方で業務多忙な時期には利用率が下がるので、ちょっとした時間での利用呼びかけや、利用促進イベントを実施してコロナ禍でもコミュニケーション活性化を図っていきたいと考えています。仕事の満足度アップ、社内の人間関係の構築、チームのコミュニケーション力アップのために、特にリーダー層にはGRATICAの積極利用を働きかけたいですね。

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